第77回研究会の記録
                                            発行:事務局   記録:新田
開催日:1996年4月21日(日)  10時30分〜17時
場  所:ECC−OCC
司会者:今田   書記:新田
出席者:横山,中根,森本,野口,西野,角,中島,中村(民),斐品,
    高橋(参),田中,小山,磯野,岩崎,西端,今田,正木,岡本,
    新田【順不同】 欠席届:石桁,福田,石野,泉,飯田,大西【順不同】 1.新体制について  1-1 野口さんより過去の議論および,3月17日の幹事会を経た幹事案の提案が あった.代表幹事,事務局・会計,幹事を次の通りとする.任期は2年とする. 代表幹事・・・野口,高橋(参),ただし,野口さんはとりあえず1年とする. 事務局・会計・・・横山. 幹事(当日配布のプリントを参照のこと)   司会と書記・・・毎回交代制とする.毎回,会の終了時に次回の話題提供者を 決めておく.  1-2 原案とおり承認,ただし,幹事については本人の了解をとることとする. 2.学会等連絡  一般教育学会 年会 6/1,2 札幌大学.  その他前回で連絡済みの学会等は省略. 3.IECのホームページ開設・運営について  3-1 西野さんよりホームページアドレスの提示があった.    『http://www.psn.or.jp/ ̄iec−ken/』   なお,前回の議論をふまえてホームページに載せる情報を一部削除,変更し たとのことです.詳しくはホームページをご覧下さい.  3-2 管理費および電話代として西野さんに年間6,000円支払うことを決めた. 4.森本さんより昨年度実践した「情報の授業」の内容の紹介   過去の経験からパソコンを生徒の目の前に置くと,こちらの話を聞いてくれない.   そこで,昨年度は普通教室で「情報の授業」をした.(授業の内容は当日配布の   プリントを参照)どうも巧くいかなかった.どうしたもんだろうか?ということ   で,意見と助言を求められた.   森本さんと同じような環境(学習者の現状など)にある,また,あった方々より   経験を踏まえて意見があった:   まず,パソコンにさわらせる方がよいのでは,という意見が多くでた.体験する   ことが大事ではないだろうか.コンピュータは試行錯誤の世界ではないだろうか.   座学だけなら生徒は暴れるのではないだろうか,など・・・・. 5.西端さんより1995年度決算報告があった。   1995年度の会費を1996年度の会費と併せて支払うという会員も存在する.   この件,承認される. 6.野口さんより例年,教育システム情報学会でIECとして発表をしていますが,   どなたか発表して下さいませんでしょうか? との相談があった.インターネッ   トセッション,ポスターセッションとかホームページセッションなどもあるので   すが?とのことであった.どうするかについては次回に決定することになった. 7.夏のフォーラムについて   開催日は8月23日(金)あたりとする.会場の都合で前後の移動も有り得る.   開催場所の候補として,大阪電通大,大阪国際女子大,大阪経済大などがあがっ   た.   福田(真)さんが企画案を3月の研究会で提出されている.他の方にも案も出し   ていただく方向で次回に企画内容を絞っていくことにする. 8.問題提起のコーナ【高橋(参)さんより】  「なぜ高等学校に情報教育が必要か」    (1)情報化社会に対応した情報教育とは,    (2)独立教科としての「情報」科目の必要性,    (3)高等学校の情報教育の内容,    (4)制度化への課題.  「どんな学校でどんな実践がなされているか」    (1)普通科ではどのような情報教育カリキュラムが編成できるか,    (2)普通科ではどのような実践がなされているか,    (3)情報カリキュラムはどのように発展するか,    (4)大門高等学校ではどのような実践をしているか,    (5)学校の実態にあった体系的情報教育カリキュラムの開発に向けて.   以上の内容で問題提起があった.詳しい内容は当日配布のプリントを参照のこと.   上記の諸問題より『制度化への課題』に絞って意見交換があった.特に,大学入試   への反映・教員養成と現職教員研修について大いに議論があった:     入試科目にするなら独立させた方がよい.     入試科目になったら教育内容は縛られる.     教員養成大学でのカリキュラムをどうするか.     現職教員の教育をどうする.     文部省と通産省の対立もあるみたい,など・・・・.   さらに,プログラムミング教育について話題となり,関連して次の事柄が問題提   起された.   UNIX統合型ソフト「APPLIX WARE」の機能について同上ソフトの機   能とことは『アプリケーションとプログラミングの関係について』であった     :アプリケーションの裏側のプログラムについて,など・・・・.   と関連して次の事柄について意見交換があった     :プログラミングのセンスとは? モジュール化とプログラミングについて   プログラミング教育において興味をもたせるにはどうしたろよいのだろうか?,な   ど・・・・. 9.その他(決定事項)   本務校がない大学院生は会費を半額にすることに決定した。   事務局が移転したことに伴って前事務局で使用していたIEC財産の電話FAX器  は、2年間中村(民)さんに預かっていただくことに決定した(お預け料は無料でお  願いした)。  出版予定の本に掲載する会員名簿は3月末現在とする事に決定した。 10.その他(連絡など)   事務局より,今後希望があれば,研究会の案内はe−mailで送ります,とのこ  とでした。   事務局より,新年度の会費をお支払下さいとのことでした。  西端さんより,「ユニークなコンピュータ教育の実践を継続的にしている小・中学  校」があればお教えて頂きたいとのことである.   正木さんより,この4月より大阪商業大学の所属になったとのご挨拶があった.併  せて,お菓子をご馳走になった.  次回の研究会について  ・開催日時:5月19日(日)午後1時〜   ・開催場所:大阪工業大学60周年記念会館  ・司会・・・・新田,書記・・・・未定  ・問題提起者・・・・福田